太陽礼拝（英語：サンサルテーション、サンスクリット語：スーリヤ・ナマスカーラ）は世界的に有名なヨガのポーズの一つです。
私は太陽礼拝からヨガを知り、その効果を自分の身体で実感してきました。そして今、太陽礼拝をぜひみなさんにも知ってもらいたいと思っています。
太陽礼拝を朝に1回でも行うことで、心と体にいい効果が得られます。
ここでは、そんな太陽礼拝について詳しくご紹介していきたいと思います！
太陽礼拝ってどんなポーズ？
太陽礼拝は、「太陽を尊び、感謝の意をささげる」という意味があり、１２のポーズを呼吸と共に連続して行います。
基本的な太陽礼拝の流れは次の通りです：
- 山のポーズ（Pranamasana）: 両手を胸の前で合掌し、足を揃えて立ちます。姿勢と呼吸を整えます。息を吸う息を吐く
- 太陽を仰ぐポーズ（Urdhva Hastasana）: 両手を上げ、上体を後ろに反らせます。胸を開き、呼吸を深めます。息を吸う
- 足と手のポーズ（Uttanasana）: 立ったまま前屈し、手を足の近くに置きます。ハムストリング（ももの裏側）を伸ばし、血流を促進します。息を吐く
- 半分起きた足と手のポーズ（Ardha Uttanasana）: 上体を半分起こし、背筋を伸ばします。息を吸う
- 四つの手のポーズ（Plank）: 足を後ろに引き、腕立て伏せのような姿勢になります。体幹を強化するポーズです。息を吐く息を吸う
- 八点のポーズ（Ashtanga Namaskara）: 膝、胸、顎を床に下ろし、体を支えます。息を吐く
- コブラのポーズ（Bhujangasana）: 上半身を反らし、胸を開きます。背骨を柔軟に保つ効果があります。息を吸う
- 下を向いた犬のポーズ（Adho Mukha Svanasana）: 体を逆さにV字にして伸ばします。このポーズは全身の筋肉を伸ばし、リラックスさせます。息を吐く
- 半分起きた足と手のポーズ（Ardha Uttanasana）に戻る: 上体を半分起こし、背筋を伸ばします。息を吸う
- 足と手のポーズ（Uttanasana）に戻る: 前屈し、手を足の近くに置きます。息を吐く
- 太陽を仰ぐポーズ（Urdhva Hastasana）に戻る: 両手を上げ、上体を後ろに反らせます。息を吸う
- 山のポーズ（Pranamasana）に戻る: 最初のポーズに戻り、深呼吸をして一連の流れを完結します。息を吐く
太陽礼拝で体質改善
太陽礼拝を1回行うだけで、全身をくまなく動かすことができ、筋肉を均等に鍛え、柔軟性を高め、姿勢の改善につながります。
太陽礼拝を1回行うくらいでは、痩せる！ムキムキになる！というほどの効果は得られませんが、私は太陽礼拝を朝に1回でも行うと、「太りにくくなる」という効果を長年実感しています。
私はもともと甘いものが大好きで、間食もよくしています。また、体質的にも太りやすく、中学生のころから今に至るまで最大１５ｋｇくらいの幅で体重の増減を経験してきました。しかし、20代後半に太陽礼拝を意識的に行うようになってからは、体重の増減の幅が減り、大幅に体重が増えることがなくなりました。
太陽礼拝の1回の運動量はさほど大きくありません。しかし、朝に一度、全身をくまなく動かしておくことで、そのあとの1日、体を軽やかに動かすことができるようになり、そのことが「太りにくい体質」へと繋がっているように感じています。
太陽礼拝で心もスッキリ
太陽礼拝を1回でも行うと、気持ちが少し晴れやかな気分になります。
太陽礼拝は一つの動作を一呼吸で流れるように行います。これは、ヴィンヤサヨガ（フローヨガ）と呼ばれるヨガの根本的なコンセプトです。
呼吸と動作を同期させることで、ポーズの際に、自然と呼吸が深まります。太陽礼拝は動く瞑想ともいわれており、呼吸が深まることで、心が落ち着き、集中力を高める効果が得られます。
朝に太陽礼拝を行うことで、心と体を目覚めさせ、気持ちがスッキリとし、ポジティブな気持ちで1日をスタートさせることができます。
太陽礼拝を続けるコツ
太陽礼拝を行う際には、無理をせず、自分の体の声を聞くことが大切です。
最初はゆっくりとしたペースで行い、呼吸を意識し、各ポーズでの呼吸のタイミングを守ることに注意を向けましょう。一つ一つの動作に集中することで、より心身への効果を高めることができます。
基本的には、朝に1回でもできればOK！と私は思っています。慣れてくれば、1回２分程度で行うことができます。さらに慣れてきたら連続で数回行うと筋力アップの効果が高まります。ただ、まずは無理せず細く長く続けて、プラスの効果を実感していただければと思います。
ぜひ、太陽礼拝を朝の習慣に取り入れ、心身ともに健やかな生活を手に入れてください！
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