ハーブティーは、カフェインが苦手な人や、自分で体調管理をしていきたい人にとてもオススメの飲み物です。これから、色々なハーブティーを紹介していきたいと思っていますが、まずは、おいしいハーブティーを淹れる、基本的な淹れ方について知ってみましょう!
そんなに難しくないので、大丈夫です。気軽にハーブティーを楽しんでいただければと思います。
ハーブティーを淹れるのに必要なもの
・ティーポット ・・・耐熱ガラスのものが中が見えておすすめ。陶器でもOK!
・ティーカップ ・・・こちらも耐熱ガラスだと色が楽しめますが、好きな陶器のカップでOK♪
・計量スプーン ・・・ハーブティー1杯180㎖につきティースプーン約1~3杯のドライハーブを使用
・砂時計かタイマー ・・・3分計れるものがあると便利、抽出時間はだいたい3~5分
・茶こし ・・・ポットについている場合は不要。網目の細かいものがおすすめ
上記のほかにも、計量カップ(水を計るため)、ポットマット(抽出中のポットの保温)、スロップボウル(お湯を捨てる器)、ハーブを捨てるお皿、などを用意してもよいですが、上記の5つの道具さえあれば、基本的なハーブティーは淹れることができますよ!
ハーブティーの淹れ方
1.ポットとカップを湯通しして、温めておく。
熱湯を注いだ時に、温度が著しく下がらないようにポットとカップを湯通ししておきます。ポットの下にポットマットを敷いて、ポットの温度を保てるようにしておいてもよいです。
2.ハーブの茶葉を計りながらポットに入れ、沸騰したお湯を入れる。
ハーブの量は計量スプーン(ティースプーンで可)を使って計量します。毎回同じスプーンを使うと、調節しやすいです。量は下記を参考にしてください。
ドライハーブ・・・ティーカップ1杯(180㎖)につきティースプーン山盛り1~3杯。
フレッシュハーブ・・・ドライハーブの約2~3倍の分量
※ハーブは大きいものは小さく砕いたり、ちぎったりすると成分が抽出しやすいです。
※種など硬いものは、すり鉢などでつぶして利用することもあります。
3.蓋をして、下記の時間を目安に蒸らして抽出する。
【抽出時間】 花・葉 約3分間 根 約5~7分間 種子 約5~7分
4. 時間になったら、ポットを軽く揺らし中を均一にしてから、茶こしを使ってカップに注ぐ。
ティーポットに残さずに、注ぎきることをおすすめします。ポットに残したまま置いておくと、ハーブから渋みや苦みが出てくることがあります。もし、「濃い」と感じたら差し湯をして薄めても大丈夫です!慣れてきたら、自分なりにアレンジしてみてくださいね。
ハーブティーを淹れる時のお湯の温度は?
ハーブにはいろいろな成分が含まれており、お湯の温度によって抽出される成分が異なります。ハーブティーを淹れるときは、沸騰した熱湯で淹れることをおすすめします。
まず始めに高い温度で出やすいカテキン・カフェインなどの成分が抽出され、蒸らし時間を経て低温でしか得られないアミノ酸類といった成分を抽出することができるからです。
熱湯を淹れることでハーブの揮発性成分も出てくるため、ポットの蓋は閉じておくようにしましょう。
ハーブティーはいつ、どんな時に飲むのがオススメ?
ハーブティーは様々な種類があり、午前中・昼食後・夕食後・就寝前など、時と場面に応じて自分に合ったハーブティーを楽しむことができます。
ただ、ハーブの成分の水溶性のものを抽出しているため、体内に吸収されたあと約6時間後には排出されてしまいます。一度にたくさん飲んでもほとんどが排出されてしまうため、1日3~4回に分けて時間をあけて一杯ずつ飲む方が、成分を取り入れやすくなります。
ハーブティーの注意点
ハーブティーはシングルでも複数をブレンドしても楽しむことができます。ただ、ハーブによって使用方法や注意点が違うので、注意が必要です。妊娠・授乳中の方、アレルギーを持っている方に使用が制限されるハーブがあるので、確認しましょう。
また、特定の薬に作用して影響を及ぼすものもあるため、薬を飲んでいる方、妊娠中の方、子どもは医師に相談してから使用するようにしましょう。
子どもや高齢者は、使用するハーブの量を少なくするか、薄めて飲んでもよいでしょう。
ときめくハーブティータイムを過ごしてください♪
ハーブティーは、自分のライフスタイルや好みに合わせて、たくさんのバリエーションがあります。ぜひ、お気に入りのハーブティーを見つけてみてください。
リラックスしたいとき、健康をサポートしたいとき、ハーブティーがあなたの毎日を豊かに彩ってくれることを願っています♪
参考:しばた みか著「こころとからだを癒すレシピハーブティーブレンド」 山と渓谷社
日本メディカルハーブ協会「メディカルハーブ検定テキスト」池田書店
日本メディカルハーブ協会「ハーブ&ライフ検定テキスト(公式テキスト)」池田書店
日本メディカルハーブ協会「メディカルハーブハーバルセラピストコース・テキスト」
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