ラベンダーは、古くから世界中で親しまれてきたハーブで、「ハーブの女王」とも呼ばれています。
北海道のラベンダー畑は観光地としてとても有名ですし、ラベンダーの香りの芳香剤やルームフレッシュナーなどもよく見かけます。ハーブ好きな方にも、そうでない方にも、日本で最も親しまれているハーブだと感じています。
ちなみに、実は私は以前精油のラベンダーの香りは好きではありませんでした。しかし、直接ハーブのラベンダーの香りを嗅いだ時、この穏やかな香りは大好きになりました。香りの好みは人それぞれ、私には、精油よりもドライハーブのラベンダーが合っていたようです。
ハーブとしては、どのような効能があるのでしょうか?紹介していきたいと思います。
ラベンダーとは?
ラベンダーは地中海沿岸が原産の、シソ科の植物です。ハーブやアロマとして利用されるのは、花や葉です。ラベンダーには多くの系統(品種群)があり、ハーブやアロマとして利用されるラベンダーはイングリッシュラベンダー(コモンラベンダー)と呼ばれるものです。もし品種の名前では判断できない場合には、学名をチェックしてくださいね。イングリッシュラベンダーの学名は「Lavandula angustifolia」もしくは「Lavandula officinalis」です。精油(アロマオイル)で真正ラベンダーと書かれているものも、この「Lavandula angustifolia」です。
園芸用としても人気があるラベンダー。地中海原産のため高温多湿は苦手で、少し乾燥気味で育てるよう注意が必要です。
下記のページにラベンダーの品種について紹介されているので、参考にされてください!
ラベンダーとは|育て方がわかる植物図鑑|みんなの趣味の園芸(NHK出版) (shuminoengei.jp)
ラベンダーの主な効能
ラベンダーの香りは、古代ギリシャの時代から、怒りや執着を鎮め、心身を浄化するために使われてきました。今でも、ラベンダー精油にはストレスによるイライラや興奮を鎮め、精神的な安定をもたらす効果があるとされ、寝る前にラベンダーのアロマオイルを使用することで、質の良い眠りにつながることが期待できます。
また精油には、抗菌作用や消炎作用があるため、スキンケアやヘアケアにも役立ちます。
ラベンダー精油は皮膚への刺激が少ないため使いやすく、家庭に一本あると、活用できます。
ラベンダーのハーブティー
精油として、幅広く使えるラベンダーですが、ティーとしても飲むことができます。ただ、この時も、食品として扱われているラベンダーを使用してください。(品種は「Lavandula angustifolia」もしくは「Lavandula officinalis」)ハーブティーは、ラベンダー単体よりも、ブレンドして使用することがオススメです。飲みやすいジャーマンカモミールなどに、少し香るように少量のラベンダーをブレンドするといいでしょう。
まとめ
ラベンダーは親しみのあるハーブです。そのため多くの品種があり、様々な楽しみ方があります。私のおすすめは、ラベンダーと小豆を小さな袋に入れたアイピローマスク。揉むとラベンダーの香りがして、心地よい眠りに導いてくれます。
ぜひ、みなさんなりのラベンダーの楽しみ方を見つけてくださいね♪
参考:しばた みか著「こころとからだを癒すレシピハーブティーブレンド」 山と渓谷社
日本メディカルハーブ協会「ハーブ&ライフ検定テキスト(公式テキスト)」池田書店
日本メディカルハーブ協会「メディカルハーブハーバルセラピストコース・テキスト」
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