レモンバーベナは、爽やかな香りが人気で「ハーブティーの女王」と呼ばれ、フランスで親しまれているハーブです。香り高く美味しいハーブティーになり、リラックス効果も期待できるハーブ。
レモンバーベナについて、今日は紹介していきます♪
レモンバーベナ
レモンバーベナは、南アメリカ原産のハーブで、クマツヅラ科イワダレソウ属の植物。学名をAloysia citrodoraといいます。和名はコウスイボク(香水木)で、半耐寒性の落葉低木です。
フランスではレモンバーベナのことを、ベルベーヌと呼び、食後のイブニングティーとして飲まれたり、カフェにある定番のハーブティーとして親しまれています。また、香りを生かして鶏肉や魚の料理、お菓子の香りづけにも使われています。また、指先を洗うフィンガーボールの中にも入っていることがあります。
レモンバーベナの持つ効果
レモンバーベナは、シトラール・リモネンというレモンの香りと同じ成分が含まれ、レモンに似た香りを感じることができます。
シトラールやリモネンは、鎮静作用があり、イライラや神経の興奮時、また不安や神経が過敏になっている時に、気持ちを落ち着け、前向きさを取り戻す効果があるとされています。
シトラールは抗菌作用・抗真菌作用、リモネンは抗ウィルス作用・血行促進作用があるとされ、呼吸器系のトラブルにも有用とされています。
レモンバーベナには消化促進効果もあり、胃の不快感や消化不良の軽減に役立つとされています。食後のリラックス時にぴったりのハーブティーといえます。
レモンバーベナの利用方法
レモンバーベナは、ハーブティーとして楽しむのが一般的です。乾燥させたレモンバーベナの葉をお湯に浸して数分間蒸らすだけで、香り豊かなお茶が出来上がります。乾燥させても香りが持続することが特徴で、美味しいお茶を飲むことができます。さらに、生の葉っぱをちぎったフレッシュハーブティーにすると、よりレモンの香りを楽しむことができます。
育ててみましょう!
レモンバーベナは挿し木で増やすことができます。強風に弱く、枝が折れやすいので、樹高を抑えるよう冬に二分の一程度剪定します。
地植えで育てる場合には、冬はマルチングをして、越冬させます。鉢植えであれば冬場は室内に取り込んで越冬させましょう。冬には落葉します。
まとめ
レモンバーベナは、初心者にも飲みやすく美味しいハーブの一つです。ジャーマンカモミールと組み合わせることでより高いリラックス効果が期待できます。
ぜひ、あなたのハーバルライフにレモンバーベナを取り入れてみませんか?
参考:しばた みか著「こころとからだを癒すレシピハーブティーブレンド」 山と渓谷社
東山 早智子監修「ハーブで楽しむ庭づくり」成美堂出版
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