疲れた体や目に、ハイビスカスティー

ハーブ

ハイビスカスは沖縄などの南の島で咲いている有名な花。

ハイビスカスティーと聞くと、あの赤い花のお茶なのかな?と思いそうですが、ハーブティーのハイビスカスは「ローゼル」というハイビスカスの仲間の一種で、薄ピンク色の花を咲かせます。そしてハーブとして利用するのは花の萼(がく)です。

疲労回復や活力を与えてくれる、ローゼルの魅力について、今日はご紹介したいと思います。

ハイビスカス(ローゼル)について

ハイビスカス(ローゼル)は、学名をHibiscus sabdariffaといい、アオイ科の植物です。

芙蓉の花に似た、淡いピンク色の花をつけ、花の後には真っ赤な萼(がく)に包まれた果実を作ります。ハーブとして利用するには、花の後の果実を収穫し、周りの萼(がく)を取り外して利用します。

真っ赤な萼(がく)はジャムなどの料理にも利用することがきますよ♪

クエン酸で疲労回復に最適

ハイビスカス(ローゼル)の萼は、クエン酸・リンゴ酸などの植物酸を含んでいて、爽やかな酸味があります。クエン酸は、エネルギー代謝を促し、肉体疲労の回復を早める効果があります。スポーツドリンク等にもよく入ってますよね。

自然な形で、クエン酸を採って、疲れを癒したい時に最適のハーブです。ビタミンCを豊富に含むローズヒップと合わせると、クエン酸がビタミンCの吸収を助けるという相乗効果を得られ、また味もローズヒップの甘味で飲みやすくなります。ローズヒップ&ハイビスカスティーは体が疲労しがちな夏にぴったりの飲み物です。

また、レモングラスやレモンバーベナなどのレモン風味のハーブティーと合わせても美味しいです。

真っ赤な色素が眼精疲労にも🎵

ハイビスカス(ローゼル)のハーブティーを入れると、真っ赤な色素が出てきます。それは、アントシアニンというポリフェノール成分で、ブドウやブルーベリーなどに含まれ、視覚を作り出すタンパク質の生成を助け、視覚機能の改善を促してくれるそうです。

つまり、ハイビスカスは眼精疲労を軽減するハーブティーでもあります。

アントシアニンの働きにより、血中の脂肪蓄積や血糖値の上昇を防ぎ、クエン酸が体内のエネルギー代謝を活性化することにより、ダイエット効果が期待できるとされています。

参考HP:美の宝庫!?ローゼルの効能と使い方を解説 (kimamanihealthylife.com)

まとめ

ハイビスカスティーの爽やかな酸味は、飲むだけで気分をリフレッシュさせてくれます。

スマホやパソコン作業が続いて、ストレスや疲れを感じたとき、また少し自分に活力を与えたい時など、ハイビスカスが入っているハーブティーはいかがですか?

参考:しばた みか著「こころとからだを癒すレシピハーブティーブレンド」 山と渓谷社

   日本メディカルハーブ協会「メディカルハーブハーバルセラピストコース・テキスト」

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