今日も種子島の植物を紹介したいと思います♪
テッポウユリ
和名 テッポウユリ
英名 Easter lily
分類 ユリ科ユリ属
学名 Lilium longiflorum
鉄砲伝来の種子島に、たくさん自生する香り高い純白のユリ、テッポウユリ。
(写真 2023年5月6日撮影)
九州南部から沖縄にかけて分布しているユリで、白い花の基部は、細長い管状になり、横を向いて咲きます。台湾原産のタカサゴユリに似ていますが、タカサゴユリは紫の線が花びらに入るので、真っ白なテッポウユリと見分けることができます。
種子島では、至る所で見ることができ、海岸近くの崖などに群生しています。
海外で人気が出たテッポウユリ
日本にはテッポウユリだけでなく、様々な種類のユリが自生しています。
園芸用として利用されるようになったのは、江戸時代からといわれています。
そのきっかけとなったのは、もともと鹿児島~沖縄の南西諸島に自生していたテッポウユリが、西欧に持ち帰られて海外で人気となり、日本から輸出されるようになったことがきっかけといわれています。
参考:ゆりの雑学 – ゆりの里公園 (yurinosato.com)
同じユリ科のハーブ
ユリ科のハーブはあまり種類が多くないように思います。
探してみると、今の分類方法ではヒガンバナ科に属するチャイブが、ユリの仲間に近そうです。
ネギ属に入り、ネギ特有の硫化アリルという物質を含みます。硫化アリルは、消化促進・食欲増進の効果があります。ネギが薬味として使われるのも、納得ですね。
ドレッシング・サラダだけでなく、お味噌汁・お寿司などにも利用できるそうです。
参考:東山早智子 監修「ハーブで楽しむ庭づくり」成美堂出版
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