ゲットウ 

ハーブ

 今日も種子島の植物を紹介したいと思います♪

南国のハーブ ゲットウ(月桃)

※写真はつぼみです(筆者撮影)

和名 ゲットウ

英名 Shell ginger

ショウガ科ハナミョウガ属

学名 alpinia specious

別名シャニン(種子島)

ゲットウは種子島の民家の庭先や、比較的明るい里の近くに生息しています。

昔はおにぎりを包むのに、種子島ではシャニンとよぶ、このゲットウの葉っぱを使っていたそうです。

抗菌・防腐作用に優れているので、沖縄・台湾でも食べ物を包むのに使われているそうです。

今でも、お田植えの神事で振る舞われるおにぎりは、シャニンが使われています。

斑入りのゲットウも稀に見ることができます。

ハーブとしてのゲットウ

 ゲットウはショウガ科のハーブです。使用部位は、葉・花・果実・種子・根茎です。

成分としては精油成分(パラシメン・α‐ピネン、1.8シネオールなど)、ポリフェノールなどが含まれています。1.8シネオールは、ティートリー、ペパーミント、ユーカリ、ローズマリーにも含まれている精油成分です。なんとなく、すっきりする香りのハーブたちですよね!

抗不安の作用があるとされ、更年期の精神症状改善のためにアロマテラピーでも用いられます。

ハーブティーは、葉っぱや種子を乾燥させて飲むことが一般的です。抗酸化作用のあるポリフェノールを摂取することができます。

種子島でも、よく乾燥した果実をいただくことがありました。

果実をハーブティーにするときには、ケチらずにたっぷり(7~10個ぐらいでしょうか?お好みで!)果実をティーポットにいれてお湯を注いで飲むのがおすすめです!

参考:日本メディカルハーブ協会検定委員会 監修「ハーブ&ライフ検定テキスト」池田書店

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